山口製糖 株式会社


特集 様々な記事をご紹介いたします。


第1回 特集「砂糖の原点 原料糖(粗糖)について」

和食の基本調味料「さ・し・す・せ・そ」の1つでもあり、お菓子作りなどにも欠かせない砂糖。
あまりに身近であるがゆえ、何となく選んでしまっている方も多いのではないでしょうか。

 

ひと口に「砂糖」と言っても、上白糖やグラニュー糖、三温糖、黒砂糖、きび砂糖、てん菜糖などその種類は多彩。
しかし、それらの主な原料は「サトウキビ」と「てん菜」です。
サトウキビはブラジルやオーストラリア、タイなど暑い地域で栽培され、国内の産地は沖縄と鹿児島です。収穫されたサトウキビは、放置しておくと芽を出そうとして、蓄えられたショ糖が減ってしまうため、すぐに現地の工場に運ばれます。
ここで作られるのがさまざまな砂糖のベースとなる粗糖(原料糖)です。
粗糖とは、サトウキビの搾り汁を煮詰め、ショ糖を結晶化し、固形化されたものです。
固形化する事により、ショ糖の減少を抑え、輸送しやすくしています。
一方のてん菜は、サトウダイコン、ビートとも呼ばれ、冷涼な地域で育ちます。
てん菜から作られたてん菜糖は、サトウキビを原料にした砂糖に比べて、あっさりとした甘みが特徴。ヨーロッパでは砂糖の主な原料はこのてん菜で、日本では北海道のみで栽培されています。てん菜の薄片を温湯に浸して糖分を溶け出させた上で結晶化させ、こちらもまずは粗糖を作ります。

さて、ここからが私たち山口製糖の出番。
製糖会社というと原料から砂糖を作っていると思われがちですが、粗糖を精製して砂糖を作るのが私たちの仕事です。
上に書いた理由から、粗糖は一旦結晶化していますがまだ不純物があり、人の口には入れられません。この不純物をきれいに取り除き、ショ糖を再結晶化させることによって砂糖は作られます。原料の違いだけでなく、この精製による違いにより、砂糖は様々な種類に分けられるのです。

砂糖は、製造法によって分蜜糖(ぶんみつとう)と含蜜糖(がんみつとう)に分類されるのはご存知ですか?
糖蜜を分ける工程を何度も繰り返して結晶だけにしたものが分蜜糖。上白糖やグラニュー糖などはこれに分類されます。
一方の含蜜糖とは、結晶と糖蜜を分けずにそのまま結晶化したもので、黒砂糖、きび砂糖、てん菜含蜜糖などがこれに当たります。

山口製糖では創業以来、この含蜜糖にこだわってきました。
含蜜糖は、コクや独持の風味があるのが特徴。
山口製糖の砂糖は添加物を使用していないため、素材の味をしっかり感じられると思います。

さらに、砂糖に個性を与えるのが各社の製造方法の違い。当社の砂糖は、独持の香味があるというお声を多くいただきますが、これは高温で炊き上げるという独自の製造方法によるものです。

 

砂糖=甘い

 

それでだけではありません。
あっさりとした甘みもあれば、濃厚な甘みも。
さらに、甘さの奥には独持の風味やコク、香味が潜んでいます。

それぞれの特徴を活かした利用で、奥深い味の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。